今年はInternet Explorer 8の登場に期待

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gihyo.jpに掲載された「2009年のWeb標準」を読ませていただきましたが、僕も「Internet Explorer 8」の登場を心待ちにしています。昨年末に勧告になったWCAG2.0のや、9月に予定されているJIS X 8341-3の改訂ももちろん気になっているのですが、今年一番注目している出来事かもしれません。

Internet Explorer 6と比較すると(登場から6年以上経ったブラウザと比較するのも何ですが...)、ユーザー視点では安心してブラウジングが楽しめるセキュリティ機能やパフォーマンスの向上、制作者視点では高いWeb標準準拠など、多くの人にとってメリットがあり、少しでも早く広まればと思っています。

ただ、Internet Explorer 7への移行が他国ほど進んでいないという話を考えると、Internet Explorer 8への移行もやはり時間がかかるところでしょうか。
また、Internet Explorer 7の自動配布が始まった際に、よく分からないままインストールをしてしまい、突然変わってしまったInternet Explorerの画面にかなり戸惑ったという友人もいました。Webサイト・雑誌など、何らかの形でユーザーへのサポートが行われたら良いなと思っています。

昨年セミナーなどに参加して感じたていたことですが、Internet Explorer 8の登場や、そして以前gihyo.jpにて紹介された「Progressive Enhancement(段階的拡充)」の考え方が広まることなどで、今年はマークアップが変わる年かなと思っています。記事にもある通り、「サポートブラウザのベースラインに変化が訪れるとき」に向けて、まずはこの自分のサイトでより良い手法・新しい手法を取り入れて行けたらと思います。