日本の最南端、波照間島・久成崎へ

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久成崎から高那崎を望む

波照間島の集落から東南へ。あたり一面に広がるさとうきび畑を抜けたどり着くのがこの高那の景勝地。一般の人が行くことができる日本最南端の場所がここ波照間にある。

勇気を出してごつごつした岩を歩いて行き、高那崎の方向を眺めた。日本の最南端・高那の断崖に打ち寄せる波は驚くほど荒い。しかし驚くほど青くもある。かなり底は深い気がするのだが、海の底まで透き通っているように見えた。ここから先は別世界だと言わんばかりの、他とは違う顔をした海だった。

どこまでも続く海

南の方角を眺めると、そこから見えるのはどこまでもどこまでも続く海。日本の最南端だから、見えるものは本当に海しかない。近くに星空観測タワーがあるように、この地からはきれいな南十字星が見えそうだ。

海を眺めながら遙か向こうにフィリピンがあるのだと思うと、少し不思議な気分になった。日本の広さ、世界の広さ、...波の音だけが聞こえてくる静かな島で様々なことを思い、肌で感じた。