春の川平湾はブルーの道

公開

ブルーの道のような川平の海

石垣島の中心街から北に車で約40分。太陽の光によって七色に変わると言われる「川平湾」は、日本百景にも指定された人気の観光地。

この写真を撮ったのは約3年前の春。初めて沖縄本島以外の島を訪ねるのは初めてのことだった。沖縄本島の海ももちろん美しく、初めて見る青い海には感動したが、ここ川平の海の色にはさらに驚かされたものだ。

この日は少々曇り気味だったが、海に太陽の光が差した瞬間素晴らしい輝きを見せる。目の前を走り抜けるブルーの道のような海に思わず目を奪われた。

波打ち際に影が映る

波打ち際に寄っていくと、今まで見たこともないような透明感のある水にまた驚いた。なんだか艶々して、さわるととても気持ちよさそうな水だ。

この波打ち際を写真に収めておこうとシャッターを押していたら写真に自分の影が映ってしまったのだが、それがまた水を通しているとは思えないような映り方だった。

川平湾の輝きは本当に美しい。グラスボートからは、きれいなサンゴや魚たちも見えた。春は気温が20度を少し超えるぐらいなので、川平湾の色の変化を眺めるには絶好の季節ではないかと思う。

2009年2月1日追記
3月に発行されるグリーンの表紙の旅行ミシュラン(ギド・ベール)日本編(仏語版)で、川平湾が三つ星に格付けされた模様。