OGPの記述後もValidなHTML5文書にするマークアップ方法のメモ

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W3CのNu Markup Validation Serviceを利用したところ、「Using the schema for HTML5 + SVG 1.1 + MathML 2.0 + RDFa Lite 1.1 + Microdata.」と表示されたのがきっかけでRDFa Lite 1.1という仕様の存在を知り、仕様を確認すると共にOGPのマークアップ方法を再検討してみました。

つい先日の2012年5月8日に勧告案となったRDFa Lite 1.1を見たり、改めてThe Open Graph protocolを見たりした感じでは、下記のようにマークアップすると良さそうです。ポイントは、html要素に指定しているprefix属性です。

<!DOCTYPE HTML>
<html lang="ja" prefix="og: http://ogp.me/ns# fb: http://www.facebook.com/2008/fbml">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta property="og:title" content="さくらのVPS(CentOS)にNode.js環境を構築して遊ぶ">
<meta property="og:description" content="3月末にプランリニューアルが行われてパワーアップした「さくらのVPS」を4月初めに契約。GW前半で計画していた作業が終了したこともあり、以前より興味を持っていたNode.jsをVPS上で環境構築して遊んでみることにしました。">
<meta property="og:type" content="article">
<meta property="og:locale" content="ja_JP">
<meta property="og:url" content="http://www.skyward-design.net/blog/archives/000132.html">
<meta property="og:image" content="http://www.skyward-design.net/shared/images/siteIdentity_s.gif">
<meta property="og:site_name" content="Skyward Design">
<meta property="fb:admins" content="100001678122367">
<title>さくらのVPS(CentOS)にNode.js環境を構築して遊ぶ|Blog|Skyward Design</title>
</head>
<body>
<!-- 本文 -->
</body>
</html>

マークアップした文書をNu Markup Validation Serviceにかけると、グリーンのボーダー内にThe document validates according to the specified schema(s) and to additional constraints checked by the validator.と表示され、エラーがなくValidなことが分かります。

よくOGPの導入解説に書いてある「html要素にxmlns:og〜を追加しましょう」というのが腑に落ちなかったのですが(記述したとしてもAttribute with the local name xmlns:og is not serializable as XML 1.0.とか出ますし、云々...)、これですっきりた感じがします。

補足

Prefix「og」はuseful and popular prefixesに含まれるため、prefix="og: http://ogp.me/ns#"を書き忘れたとしても問題なく解釈されるようです。