MT東京-10 Data API 2.0に参加

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前の記事に書いたFrontrend Conferenceの翌日にタイミング良くMT東京-10が開催されることを知り、こちらにも足を運びました。

今回は、シックスアパート社の導入事例でも紹介されている「教えUP!」を制作された合同会社アライアンスポートの常盤さんのお話を一番楽しみに出かけたのですが、まさに"Movable Type (as) Web Application Framework"として開発に利用されていらっしゃるようで、大変興味深いセッションでした。

教えUP!では、プラグインとしてAPIを約40個追加されたというData APIの活用度にも驚きましたし、

  • クライアントが文化施設・文化拠点で唯一無二の存在。ゆえに審美基準が高くデザインの自由度をエンジニアリングで担保しなければならない。(エンジニアリング上できないとは言いにくい。エンジニアリングでデザインの自由度を担保したい。)
  • 教えUP!では、まずUI/UXを定義し、次にJSONデータの定義をし、バックエンドを作り込む「UI/UX先行型開発」を採用
  • MTコアに依存することで工数を軽減...重要な要素への開発資源の集中ができる(時間・労力・コスト)

といった点が印象に残りました。

また、ワンダーツー株式会社の上野さんによる「wonderdriving.com ブログメディアにおけるData APIの活用について」のセッションでは、Data APIの具体的な活用事例を知ることができました。/mt/mt-data-api.cgi/v1/sites/[blog_id]/stats/path/pageviewsでページビューが取れることは知らなかったので、試してみたいと思います。また、最近カスタムフィールド画像のセットについて調べていて、form要素を使うというところまで調べていたのですが、Data API v2で拡張されたupdateEntryでアセットの紐付けができるようになったと伺ったので、調べてみたいと思っています。

高山さんのセッションでは、

  • Data API Recipes...コピペしてすぐ使えるレシピサイトを近日公開
  • Developer Resources Center...開発者向け情報サイトを準備中

との発表があり、期待して待ちたいと思います。(特にDeveloper Resources Center←あえて強調しておく(笑))

藤本さんのセッションは、昨年参加したMTDDC Meetup TOKYO 2014でのセッションの内容強化版でした。MTではないのですが、僕もHandlebars.jsをよく利用しています。見通しの良いテンプレートになること、またヘルパーが書けることから僕もオススメのテンプレートエンジンですね。

懇親会ではお寿司をつまみながら和気あいあいとお話ができ、大変楽しい時間でした。新幹線の都合で、お開きになる前に帰らなければならなかったのが残念...。LTも楽しませて頂きました。