第83回「WEB TOUCH MEETING」に登壇

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2015年10月17日(土)に、第83回「WEB TOUCH MEETING」で「広島でもWebアクセシビリティをやろう」と題してお話をさせて頂きました。
「広島でもWebアクセシビリティをやろう」のスライド表紙

登壇しようと思ったきっかけは、一般社団法人 広島県情報産業協会(HiBiS)UI/UX研究部会の「第1回 UI/UXオープンセミナー」でした。木達さんの「今から始めるWebアクセシビリティ」を拝聴して、「これを機に自分も広島で何かできたら...」と思った次第です。

7月にアウトラインを書き始め、色々と調べ事をしたりスライドを作成したりしました。頭では分かっているつもりでもスライドに落とし込もうとすると難しく、途中で挫折しそうになりましたが、なんとか無事にやり遂げることができました。

当初はWEB TOUCH MEETINGのサイトにある通り、主にフロントエンド実装をされている方向けの内容にしようと思ったのですが、

  • フロントエンド実装をされている方以外の参加者が多くなる可能性があること
  • HiBiSセミナーに参加されていない方が多いかもしれないと考えたこと
  • 勉強会の趣旨

を勘案した結果、「なぜWebアクセシビリティに取り組むのか」を含めた以下のような内容になりました。

  • なぜWebアクセシビリティに取り組むのか
  • 実装で気を付けたいポイント
    • 代替テキスト・コンテンツの指定にまつわる話
    • キーボード操作を可能にする
  • WAI-ARIAの紹介

今回のスライドの中には、テキストブラウザの画面やテレビでインターネットにアクセスしている画面を入れてみました。また、実際にブラウザの文字を拡大縮小してみたり、キーボードで操作してみたり、音声読み上げをさせてみたりし、さまざまなユーザーエージェント・支援技術があること、自分の好みに合わせて表示を変えられることなどに気付いて頂けるよう工夫してみました。

また、例えば複雑な図やFlashのファイル(最近は少ないかもしれないですが、県内ではまだよく見かける)のみを渡されてもフロントエンド実装者は代替テキスト・代替コンテンツをどう指定すればよいか困ることがあることを挙げ、コンテンツ設計段階からそれらを検討する必要がある、つまり「実装者だけでなく、みんなでWebアクセシビリティに取り組もう」というメッセージを入れました。

時間も限られているためかなりコンパクトにまとめてお話ししましたが、広島県でも一人でも多くの方に「Webアクセシビリティ」に取り組んで頂くきっかけになれば幸いです。