続・「Webアクセシビリティの学校 in 広島」に参加

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2018年5月19日(土)に広島市で開催された「Webアクセシビリティの学校 in 広島」に参加してきました。その感想などをブログ記事にしたのですが、会社のブログに掲載(「Webアクセシビリティの学校 in 広島」に参加)したので、この記事は『続・「Webアクセシビリティの学校 in 広島」に参加』という訳です。

さて、セミナーに参加して印象に残ったものの会社のブログに書かなかったこと...「ユーザーテスト」について書き残しておきたいと思います。

リンクの下線について植木さんに質問したことは会社のブログに掲載しましたが(「デザイン? アート?」の項)、お話の中で『ユーザーテストをしてみるとやはり「青色に下線」がリンクとして認識されやすい』という事実を伺いました。ユーザーテストで明らかになった事実は大きな説得材料になるなと気付いたのです。

そういえば、4月24日に参加した「CSUN 2018 参加報告セミナー」でも「開発にユーザーテストが組み込まれている」などユーザーテストの話題が出ていましたし、「コントラスト比が高すぎても見えにくいユーザーがいる」という事例も伺いました。

また、アクセシビリティとは話が逸れますが、Web Designing 2018年2月号の特集「成功するUXデザイン」の中の「ユーザーテスト」の項に次のような一説がありました。

一番良くないのは、メンバー内だけで試してユーザー体験を想像し、改善していってしまうことです。プロジェクトの当事者は客観的な視点を持ちにくく、そのサービスに対してヘビーユーザー視点になってしまっているので、一般的なユーザーとは感覚が乖離しがちです。必ず第三者となるユーザーに触ってもらいましょう。

これからのことから、アクセシビリティ対応においてもユーザーテストで第三者となるユーザーにWebサイトの操作をしてもらい、本当にアクセシブルか、Webサイトの目的を達成できるか、を確認することが重要だと考えるに至りました。「いつユーザーテストを実施するか」は要研究ですね。サイトリニューアルの直前で問題が発覚しても大変ですので。

ちなみに、CSUN 2018 参加報告セミナーの懇親会で「ミツエーリンクスさんのユーザーテスト・スタジオのような立派な施設は広島にはありませんよ...」というような趣旨の話を私が出したのですが、必ずしもそういう施設でテストをする必要はなく、会議室のようなところに第三者となるユーザーさんを呼んでテストをするだけでも意義がある、というようなお話を伺いました。(早く記録しておかなかったので少し記憶が曖昧になってしまいましたが、伺った内容の趣旨は間違っていないはず。)