MT7でGraphicsMagickと絵文字を試してみた

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9月30日(水)に「クラウド版の画像処理ライブラリと MySQL データベースの文字コードの変更について | Movable Type ニュース」が配信され、画像処理ライブラリに「GraphicsMagick」が指定されたことを知りました。そこで、私のVPSでも試してみることにしました。

まずはmt-config.cgiにImageDriver GraphicsMagickを設定。GraphicsMagickをインストールしていないので、アセット編集画面のサムネイルは表示されなくなります。
MT7のアセット画面。サムネイルが表示されていない。

次にVPSにSSHでログインし、sudo yum install GraphicsMagick GraphicsMagick-perlでGraphicsMagickをインストール。gmコマンドを実行すると以下のような出力が得られます。

$ gm version
GraphicsMagick 1.3.34 2019-12-24 Q16 http://www.GraphicsMagick.org/
Copyright (C) 2002-2019 GraphicsMagick Group.
Additional copyrights and licenses apply to this software.
See http://www.GraphicsMagick.org/www/Copyright.html for details.

Feature Support:
  Native Thread Safe       yes
  Large Files (> 32 bit)   yes
  Large Memory (> 32 bit)  yes
  BZIP                     yes
  DPS                      no
  FlashPix                 no
  FreeType                 yes
  Ghostscript (Library)    no
  JBIG                     yes
  JPEG-2000                yes
  JPEG                     yes
  Little CMS               yes
  Loadable Modules         yes
  Solaris mtmalloc         no
  OpenMP                   yes (201107 "3.1")
  PNG                      yes
  TIFF                     yes
  TRIO                     no
  Solaris umem             no
  WebP                     yes
  WMF                      yes
  X11                      yes
  XML                      yes
  ZLIB                     yes

再びアセット編集画面に戻るとサムネイルが表示されました。表示自体はImageMagickの頃と変わらず。
MT7のアセット画面。サムネイルが表示された。

ImageMagickとGraphicsMagickがどう違うのかはまだ知りません。とても興味があります。

また、データベースの文字コードをutf8mb4に、また照合順序をutf8mb4_general_ciに変更しました。試しに記事の編集で絵文字を保存してみるとエラーなく無事保存ができました。
MT7の記事編集画面。笑顔の絵文字が保存できた。