踏切連動信号機のある鶴ヶ橋踏切とクモヤ443

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2021年6月9日(水)、電気検測用の事業車両443系電車(通称クモヤ443)が福塩線を走ることを知りました。子どもの頃に神辺駅を通過するのを見た記憶があるのですが、もう一度見て写真に収めたいなと考え、有給休暇を取得して出かけました。

時刻は「DJ鉄道楽ナビ」で入手していたので、福山駅・神辺駅で撮影した後、横尾駅近くの「鶴ヶ橋踏切」で撮影する計画にしました。というのも、鶴ヶ橋南詰交差点にある鶴ヶ橋踏切は「踏切連動信号機」が採用されているので、踏切連動信号機とクモヤ443を一緒に撮影することができれば面白い写真になるのでは?と考えたのです。

鶴ヶ橋南詰交差点(鶴ヶ橋踏切)は専ら車で通るばかりで、過去に一度も撮影したことがありませんでした。車で通っていると交通の要衝で交通量が多い印象を持っていたので、フレーム内に車が入ってくることを予想し折り畳み式の踏み台を持っていきました。しかし、実際に足を運んでみると、平日昼間は福山〜神辺間の交通量は少なく車が全然来ないタイミングもあることが分かりました。

結果、初めてにしてはかなり上出来と言える写真を撮ることができ満足しました。鶴ヶ橋踏切も、クモヤ443も近い将来なくなることが予想されるので、思い出深き1枚です。クモヤ443が信号機の電球1個分ほど右に位置していたらさらに良かったかな、と思いました。
鶴ヶ橋踏切を通過するクモヤ443

ところで、YouTubeなどで「踏切連動信号機」を見てみると、鶴ヶ橋南詰交差点はかなり特殊な交差点で珍しいのかと思いました。東方向(神辺方面)からの道が青信号の時、南北方向の信号機は赤になるけれど踏切専用信号は青のままという時間があります。赤信号と青信号が同時に見えるのは、他所ではなかなか見ることができない風景なのかもしれませんね。
福山方面から来た車に対しては赤信号が出ているが、踏切を渡ることは可能なので踏切専用信号は青信号が点灯している様子

補足

鶴ヶ橋南詰交差点付近の改良については、「道路改良事業の紹介 | 広島県」からリンクされている「一般県道 加茂福山線 横尾工区」の資料にJR福塩線及び国道313号との平面交差の解消による交通の円滑化を目的に,2車線バイパス道路の整備を行うとあり、313号神辺方の道路改良工事が既に実施されています。

2022年5月現在、313号神辺方の南側(山側)にスロープのような建築物ができています。また、川の対岸は橋の東側に空き地ができており、スロープのような建築物から福塩線・高屋川を越えるような橋ができるのかなと想像しています。国道2号線の笠岡から井原へ向かう道のように、交差点からくるりと180度回りながら登るような道路のようなイメージです。

ドライブレコーダーの画像ですが、2022年6月現在のスロープの様子です。 写真:2022年6月4日の鶴ヶ橋手前スロープのような建築物