キヤノン EOS 7D Mark ⅡからEOS R6へ買い換え

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先月のこと、2014年秋に購入したキヤノン EOS 7D Mark ⅡからEOS R6へ買い換えを行いました。最初はEVF(電子ビューファインダー)に戸惑いましたが、1ヶ月ほど使い込んでいるとほぼ慣れました。EOS R6の操作系は概ねEOS 7D Mark Ⅱに似ているのでスムーズに移行できています。
写真:EOS R6ボディとRF100-500mmレンズ

買い換えの動機

飛行機や新幹線を撮る際に主に使うLレンズ、EF70-300mm F4-5.6 L IS USMEF70-200mm F2.8 L IS II USMには満足しており、昼間であればきれいな写真が撮れていました。ただ、標準レンズであるEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMに不満を持っていました。価格.comでも話題になっている「片ボケ」のような現象があるのです。仕方がないからレンズをグレードアップするか、と思うのですが残念ながらAPS-Cフォーマットに最適な画角の純正ズームレンズがないのです。

また、EOS 7D Mark ⅡでISO感度を上げた時のノイズが気になりました。ブログ記事を見返すと当初はISO 6400でも使えるようなことを書いていますが、時が経つにつれ正直なところ「思ったほどきれいではないかも」という思いを持っていました。Digital Photo Professionalでノイズを軽減することは可能ですが、その分描写が甘くなるところがありました。

これら2点の問題はフルサイズの一眼にすることでレンズの選択肢が広がったりセンサーサイズが大きくなったりし、解決につながると考えました。たまたま持っていた海運株の値上がり益がかなりあったので、思い切ってフルサイズのミラーレス一眼に乗り換えることにしました。EOS 5D Mark Ⅳも考えたのですが、EOS Rシステム・RFレンズへの移行が進んでいることは明らかだったため選択肢から外しました。

購入した機材

センサーサイズが変わるため、標準ズーム・望遠ズーム共に新調することになりました。今思い切って良いRFレンズを買えば20年位は使えるかな、と考えています。(とはいえよりよいレンズが出てきたりするのですが…)これまで所有していた機材はEF70-200mm F2.8L IS II USMを除いてマップカメラのワンプライス買取に出しました。バッテリー1個では不安なこと、高速連写速度への影響があるとのこと(「【ミラーレスカメラ】EOS R6 高速連続撮影時に最高速度で撮影するための条件は?」)で予備を1個持つことにしました。

操作性・機能面からEOS R5またはR6で検討しましたが、R5にするかR6にするかは非常に悩みましたが、書籍「キヤノン EOS R5 / R6 完全ガイド【増補改訂版】」やカメラ店の小冊子にて研究し「R6で充分」という結論に至りました。大きなポイントは動画を使用しないこと、また高画素でスチール撮影しても鑑賞する時はリサイズしてしまうことです。私は27インチのディスプレイで編集しますが、SNS等にアップロードして見てもらう際はほとんどの方がスマートフォンなのでは?と考えました。唯一最後まで迷ったのは1.6倍にクロップする時のことですが、RF100-500mmを買えばクロップする頻度は高くないと予想できること、またEXTENDER RF1.4xを購入する手も残っていることから、クロップ機能を使いたいだけでプラス約20万はきびしいと考えました。EOS R6の2,010万画素はEOS 7D Mark Ⅱと同じ画素数なので、これまで同様に扱えることも安心材料につながりました。(実際にはEOS R6のRAWを扱う時は7Dの時より少し負荷がかかる印象を持っています。)

なお「ENJOY CAMERA キャッシュバックキャンペーン ―2022春―」が開催されていたため、30,000円分のVisaギフトカード(カードタイプ)を受け取りました。

作例

RF24-105mmはEF-S 15-85mmの時に感じた「片ボケ」のような現象もなく満足しています。RF100-500mmは被写体がくっきりと写るところがとても気に入っており、晴れた日の昼間であればEF70-200mm F2.8 Lを持ち出すこともないのかな、と考えています。